更年期障害について
多くの人は更年期障害と聞くと女性がなるものと考えていると思いますが、最近では男性にも更年期がある事がわかってきています。一般的に女性の更年期は閉経前後に訪問バランスが崩れる事が原因で症状が出ると言われています。
このように説明すると女性の更年期とは閉経の事であると勘違いしてしまうかもしれませんが、多くの医師が定義する更年期とは閉経前後を基準として前後10年位というある期間の事を言います。これを年齢で当てはめてみると40〜60歳ぐらいの年齢となります。更年期に現れる症状は全ての人にでるわけではなく、全く症状の出ない人もいれば、辛くて苦痛を感じる人もいます。
女性が更年期になった場合は体に症状が出やすくなりますが、男性が更年期になった場合は、疲れやすくなったり、落ち込みやすくなったり、何に対してもやる気がなくなったりと精神的に症状が出やすくなります。また男性の更年期の場合は女性に比べて少し遅れてくると言われています。男性の更年期も女性の更年期も年を取る事によって減っていくホルモンを補充する事で治療ができます。
更年期障害の症状について
更年期障害の症状は感じ方に個人差があるので一概に決め付ける事ができませんが、更年期障害の症状を幾つか挙げてみると次のような症状があるので参考にしてください。まず女性の更年期障害で一番多く見られる症状であるホットフラッシュです。これはのぼせたり、ほてったりする症状で何の前触れもなく急にのぼせたり、決まった時刻に頭に血が上ったりする事があります。
ほてりに関しても自分だけが暑さを感じ汗をかいてしまう状態になります。また逆の症状に冷えを感じる症状になることもあります。これらの症状は自律神経のバランスを崩す事で起こる症状と同じです。ホットフラッシュ以外にも更年期障害の症状として体のあちこちに痛みを感じる事があります。痛みの代表的なものとしては肩こりや腰痛などです。原因としては更年期により体の血流が悪くなる事が挙げられます。
対処法としては体を動かしたりマッサージをしたりして血流を常に良くしておく事が大切になってきます。簡単な対処法としては散歩などで適度に体を動かすのが良いでしょう。
更年期障害と女性の体
更年期になった女性の体は卵巣の働きが弱くなっていき、不正出血をする可能性があります。また更年期になると女性ホルモンであるエストロゲンが減少してしまうため「おりもの」が増える場合があります。もしこのような症状や外陰部にかゆみを感じるような事があれば子宮筋腫の可能性もあるので婦人科で受診するようにしましょう。
他にも自律神経のバランスが崩れる事ことから胃腸の働きが弱くなり、胃が痛くなったりムカつきを感じたり吐き気を感じる事があります。便秘になりやすく皮膚が弱くなり外部からの刺激に対して敏感になります。かゆみや湿疹が出る事があるのでしっかりと保湿しかゆみが酷くなった場合は皮膚科で診てもらうようにしましょう。
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